全く効果なし?脳トレアプリ「DNB」を560日間継続したコツ【DaiGo制作】
当記事では脳トレアプリ「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム-」の効果、体験談、コツ、得られたものを語っていきます。ご存知でない方は、無料ですので下記のリンクよりダウンロードして気軽にプレイして欲しいです。
また、DNBの継続日数が230日の時にも記事を投稿しているので良かったらお読みいただけると嬉しいです。因みにブログを開設したての頃の記事になるので少々読みづらいかもしれません。
DNBを560日間続けた現在では、何の目的で始めたのかもはや覚えていないですね。歯磨きをするかのような感覚で継続しているような気がします。以下の画像は毎日の習慣を記録するアプリ「Habitify」をスクリーンショットしたもので560日間続けた証明となる画像になります。
合わせてDNBのハイスコアの画像も貼らせていただきます。Lv1~Lv5のスコアは旧端末には残っているのですが、現在の端末はLv6以降しかないですね。
この記事の内容
DNBの効果
短期記憶(ワーキングメモリ)が鍛えられる以外のことを失念してしまったので改めて学び直しました。
スザンヌ・イェギ (Susanne Jaeggi) の2008年の論文によると、DNB(dual n-back )を続けることにより、 流動性知性の向上が可能であると主張しています。
流動性知性というのは、未知なる場面での適応能力。更にいうと推論力、暗記力、計算力などが挙げられます。鍛えることにより、初めて体験するような出来事を円滑に対処できるということですね。
更に、流動性知性を活用することができると、創造的なアイディアを生み出すことが可能で、すなわち問題解決力 だとも言い換えられます。
事実、ミシガン大学の実験では、DNB を毎日15分、1ヶ月間続けたところ問題解決力のIQが5ポイント上昇したという結果が出ています。
また、世界で100万人近くの読者がいる、権威のある学術雑誌「Science」は2009年に、5週間にわたる、計14時間のDNBのトレーニングで、 皮質のドーパミン受容体密度の変化が観察されたという論文が発表されました。
ドーパミン受容体(ドーパミンレセプター)とはドーパミンをキャッチする受け皿のような存在。因みにドーパミンとはやる気を司るホルモンで、ドーパミンと受容体が繋がることにより、初めてドーパミンの恩恵が得られるそうです。
もしも受容体がない(密度が狭い)と、生きる気力が生み出されなくなります。逆にいえば、鍛えることにより、よりいっそう幸福感や充実感を得られる ということですね。
アプリの概要欄を見てみると、IQ、認知機能、ワーキングメモリーの向上等の効果が期待できると記載があります。
IQ(知能指数)は、高くなると論理的に思考することができ、感情的にならず冷静に対処することができるようになります。
認知機能とは、知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解などの知的機能を心理学的に包括したもの。
ワーキングメモリー(作業記憶)とは、短時間で情報を保持して、同時に処理する能力のこと。会話、読み書き、計算などの基盤になる能力で、例えるなら勉強や作業する際に使う机の広さであるとも言い換えられますね。
また、ワーキングメモリーは自制心(セルフコントロール能力)に大きく関わっており、鍛えることにより誘惑に強くなり、習慣的な行動がしやすくなります。
長々とDNBの良さについて書き連ねてきましたが、メンタリストDaiGoさんがYouTube上に投稿された動画「倍速上達法~2倍速で何かを身につけるには」を視聴することにより、DNBをプレイする利点についてわかり易く学ぶことができますので、視聴することをお勧めします!
DNBの関連動画
更に合わせて視聴しておくとタメになるDNBに関連した動画を貼らせていただきますね。
DNB以外に効果のある脳トレを紹介されています。
DNBの効果について詳しく解説されています。
DNBのコツ
1~3レベル程度なら継続的な努力で難なくこなすことができるようになります。しかし、高レベルになると漠然と記憶するのも難しくなってきます。そこで私が普段、暗記する際に使っているコツを紹介しますね。
基本的にはセットで覚えます。
例えば、パネルの表示回数(N)が4回で、「A→B→C→D」という順に表示されたら、その4つのパネルを覚えることだけに集中します。
そして、Dの次のパネルが表示されたら「A→B→C→D」を頭の中から排除して、次の4つのパネルを覚えることに集中しますね。
最初はこのやり方がキツイと思いますが、慣れてくると頭から排除したパネルが頭の片隅(無意識)に残るようになります。
たまに暗記方法を変えることがあり、「覚えながら忘れる」やり方です。
例えば、パネルの表示回数(N)が4回で「A→B→C→D」という順に表示されて、Dの次のパネルがEだとしたら「B→C→D→E」といった感じで、Aを忘れEを更新していく方法ですね。
人によってはこちらの方がやりやすい方もいるかもしれないですね。
今度は「場所」「文字」「色」「図形」それぞれの暗記方法について紹介していきます。
場所の覚え方
パネルが表示された順に、頭の中で一筆書きをして覚えています。慣れてくると意識しなくても思い出せるようになります。文字、色、図形に比べると簡単だと思いますね。
文字の覚え方
文字を覚えるのを最重要視しています。高レベルになってきた時、一気に全て覚えようとすると頭の中でパンクを起こして集中力が途切れてしまいます。なので、場所と文字だけは最低限覚えるようにしています。
むしろ、場所と文字に集中していると、意外にも色や図形も記憶に残っていたりしますね。また、色は3パターン、図形は2パターンしかないので、偶然正解しているということもあります。
覚え方は、音読するのがいいと思います。「A→B→C→D」なら、「エービーシーディー」と何度も呟く感じですね。Dの次にEが表示されたら「ビーシーディーイー」みたいな具合に唱えていきます。
今は覚えるのに慣れてきたので、暗唱していますね。
色の覚え方
正直、色は文字や場所のオマケ程度で、あまり意識はしていないです。
ただし、色に対するイメージがあると覚えやすいように感じます。
赤→燃える、怒り、火、興奮
青→冷たい、水、冷静、氷
緑→自然、安心、木、風
これがそれぞれの色に対するざっくりとした自分のイメージですね。
ですが、強く意識してしまうと逆に情報量が増えてしまい暗記するのが困難になるので、その色に対する雰囲気を持っていると、無意識に残りやすいです。
図形の覚え方
図形についても色と同様にイメージを持っておくとやりやすいと思います。
四角→硬い、尖っている、重い
丸→柔らかい、転がる、軽い
スコアアタックモードにおいて、図形はなかなかのくせ者で、2パターンしかないため、間違えると残機がゴリゴリと削られていきますね。なので、色よりも優先して覚えるべき項目かもしれません。
優先順位で示すなら
文字>場所>>図形>>>色
重要なのは、無理に全部覚えようとせず、文字と場所だけ割り切って暗記した方が意外とハイスコアを叩き出せたりします。どれだけ必要な情報を取捨選択できるかがポイントかもしれないです。
暗記する上で最も重要なこと
それは集中力です。
DNBをプレイする上でワーキングメモリー(作業記憶)の最適化は必要不可欠です。つまり、他のことに意識が逸れたり、雑念を抱いていると短期記憶がパンクしてしまい、まともに暗記することができません。
ですから、プレイする前に瞑想して心を落ち着けたり、悩みや不安を紙に書き留めたり(筆記開示)して頭がスッキリとした状態でやるとハイスコアを叩きやすいです。
プレイする場所も非常に重要で、雑音がなく集中できる環境作りは欠かせません。少しでも気が散ると一気に残機を減らすことになります。
また、プレイ中に通知が届くだけでも集中力が途切れるので、裏技的な方法ですが一時的に機内モードにするのも良いと思います。
更には、仕事や勉強後よりも起床後の頭が空っぽの状態でプレイした方が記録を伸ばせる傾向にありますね。運動後や散歩後の血行が良く精神的にリフレッシュしている状態の方が高得点を狙えます。
どれだけ、DNBに没頭できるかがスコアを伸ばす点での最重要のコツです。
継続するコツ
冒頭でちょっぴり紹介しましたが、 習慣を記録するアプリを使用することです。
継続日数がアプリ上に表示されるため、続ければ続けるほどに「ここでやめたら勿体ない」という心理状態にしてくれます。
DNBを始めた時は、難しく、操作に慣れず物凄く苦しみましたが、アプリのおかげで、今ではライフワークになっています。そんな習慣化に必要不可欠なアプリ「Habitify」を無料なので是非とも試して欲しいです!
DNBは難しい上に効果なし?率直な感想
現在はDNBをプレイする上での効果を実感できていません。
最初期は記憶力がメキメキと上がってくるような体感がありました。なんせLv1~Lv2でつまずく程のワーキングメモリー容量でしたから。
実は、当初は毎日「80問」ずつプレイしていましたが、おそらく300日くらいからプレイする意欲が低下して1日1回プレイするだけになりました。
一時期はLv10頑張れば達成できそうというくらいまで記憶力が向上しましたが、今では辛うじてLv9クリアできる程度に記憶力が落ちてしましました。明らかに能力の衰えを感じますね。
やはり、ある程度の負荷がなければ成長することはできないのかもしれません。それどころか強度を緩めてしまうと、退行していくように感じます。DNBについて書いた過去の記事でも書きましたが、DNBは脳の筋トレだと思っています。ダンベルを一日10回持ち上げるのと、80回持ち上げるのでは効果がはっきりと変わってくるのと同じですね。
DNBは難しく、面白みがないという評価がネット上でよく見かけます。
自分も一時期、あまりの不毛さに投げ出そうと思いました。
しかし、そんな困難や苦痛に立ち向かってこそ始めて成長できると感じます。
もはやDNBは脳トレというよりも修行。
新しくDNBの記事を投稿したことをきっかけに、初心に帰ってしばらく1日80問プレイすることにします。
そして、いずれLv10をクリアしてブログに記事を書きたいです(*゚∀゚*)